| その1. 落ちる確率はごくわずか。でも、ナメてかかると痛い目に遭う!
英検準1級の二次試験は、1次試験合格者の5人に4人以上が受かる、比較的"易しい"試験です。
二次試験の合格率をそのように数字だけで見るなら、むしろ、この試験に落ちることのほうが大変な印象さえありますよね。
ところが、こんな簡単なはずの試験に、私は、一度、失敗してしまっているのです。
私ばかりではありません。自分で今のスクールを始めてからも、受講生の中にも、せっかく1次試験に合格しながら、二次試験でつまづいてしまった人は珍しくはありません。
私達、「失敗組」の共通点は、一言で言えば、「準備不足」です。
「80パーセントを超える合格率の試験なのだからなんとかなるだろう」という油断のせいで、試験直前までほとんど二次試験の対策を行わなかったことがアダになったわけです。
二次試験は、面接試験です。
試験官は、ほとんどが日本人ですが、ひとたび、試験室に入れば、日本語を話すことは一切許されていないという、いわば、バーチャル外国空間なわけです。
この雰囲気だけでも、普段から、よほど英語を話しなれている人でないと、相当に、緊張を強いられるものなのですね。
面接試験で「緊張」してしまうと、本来の実力をまったく発揮し切れなくなる可能性が高まり、非常に危険です。
そして、それに加えて、二次試験のフォーマットに慣れておくような入念な「準備」を積んでおかないことから来る「心理的な不安」が重なると、もう最悪です。
■試験官から、「試験カード」を渡された瞬間に、頭の中が"真っ白"。
私自身も、準備不足から、何も考えられなくなり、パニックに陥ってしまいました。
英検は、一次試験の合格発表から、二次試験の試験日まで、わずか10日足らずしかありません。。
そのため、一次の合格発表を待ってから、二次試験の対策にとりかかろうとすると、どうしても、準備不足になりがちになってしまうのです。
この特集では、準1級の合格を目指すアナタが、一次試験をパスした後、二次試験で失敗をしてしまうことのないようにするための適切な取り組みの仕方をご紹介したいと思います。
できれば、この特集は、一次試験を受ける前の段階で、一読しておいて頂きたいと思います。
私達が失敗した時のように、一次試験の結果が出てから、取り組んでいたのでは、遅すぎることになってしまう可能性が高いからです。
それでは、以下、ご参考にしてみてください。
その2.英会話に自信があっても、準1級の二次試験で上手く行くとは限らない!
準1級の二次試験の試験官は、ほとんどが日本人です。
「相手がネイティブでなければ、普段の自分の英会話力さえ発揮すれば、まず落ちることはないだろう。」
英会話の得意な人にありがちな、こういう"慢心"が、実は、時として、失敗を招く原因になります。
意外かもしれませんが、英会話スクールに通っていたりして、ネイティブスピーカー相手に会話をし慣れている人が危ないようですね。
ネイティブ相手の英会話では、言葉のキャッチボールになっているので、自分の言いたいことを相手の講師がうまく引き出してくれたり、リードしてくれたりします。
すると、英会話がものすごく盛り上がったような気持ちになりがちなのですが、実は、ここには落とし穴があるのです。
つまり、あなたの話は、目の前のネイティブ講師の「手助け」を借りたからこそ、完成させることができたのであって、あなた自身の力だけで行ったワザではない、という点ですね。
この点に気づかずに、「自分は英語を話すことができるようになった」と思い込んで、二次試験を受けて、いざ、試験が始まると、「頭の中が真っ白になってしまう」人が少なくありません。
そういう人が勘違いしているのは、英検の二次試験で要求される能力が「英会話力」だと思い込んでいることです。
確かに「面接試験」ではあるのですが、決して、二次試験は、受験者の「英会話力」を試すテストではありません。
そこで試されるのは、自分ひとりの力で、英語で「自分の考えをまとめて2分間でプレゼンテーションしてみせる」という、"スピーチ能力"なのです。
英会話スクールで、ネイティブ相手の英会話に慣れている人でも、自分の考えを2分間も理路整然と英語で述べる、というようなスピーチ練習を行ったことは、案外ないものです。
■実際に2分間、自分の力だけで"話し切る"ということは、案外、日本語であっても難しいものですよね。
私達は、「話す」というと、母国語であっても、人と会話をすることにもっぱら慣れているので、スピーチするというような練習はあまり行っていないものだからです。
まして、準1級の試験問題の、例の四コマ漫画のナレーションのスピーチは、絵を見ながら、その内容を適切な英語を使い、2分間という制限時間内で話し終えなくてはならないという、かなり手強い内容のものです。
よほど、入念に準備をしておかなければ、いきなり「はい、どうぞ」と言われて、やろうとしても、なかなかうまく行くものではありません。
まして、「面接試験」というのは、独特の雰囲気があります。
この雰囲気の中で、しかも、慣れない英語で話さなくてはならないとなると、俄然、緊張感が増してくるものです。
自分が「あがり症」だと思っている方はもちろん、自分はそういう雰囲気でも全然平気だと思っている方でも、どうか、油断をせずに準備に入念に取り組んで頂きたいと思います。
しかし、1次試験に合格するレベルの英語力の人なら、適切な取り組み方さえ行えば、かなりの短期間のうちに、合格レベルの"スピーチ力"を身につけることができます。
その3.一人で準備できる二次試験対策!
二次試験のメイン課題は、ご存知のように四コマ漫画のナレーションです。
漫画のストーリーは単純明快で、一見、これを説明することなんて、「ものすごく簡単だ!」と思えます。
しかし、これが、いざ、やってみるとなると、なかなか大変なんですね。
なにせ、そのナレーションを組み立てるために与えられた準備時間が、わずかに1分間しかないのですからね。
ネイティブの講師達にやってもらおうとしても、彼らでさえも、「え?これをたった1分間で考えなくてはならないの!」とみんな驚くほどなのです。
これを受験生が、しかも、まともな練習なしで、いきなり試験中に行おうとしても、うまく行くはずがありません。
■ただ、このナレーションは、ちょっとした"コツ"をつかむことができれば、実は、そんなに難しい話ではありません。
このコツの最大のポイントは、2分間のナレーションの前に与えられた1分間の「準備時間」の使い方にあります。
この1分間を、以下のように使ってもらいたいのです。
プロセス1: 最初の20秒間で、全体の「あらすじ」をざっとでいいので、頭の中に浮かべる。
プロセス2: 残りの40秒間は、各コマあたり10秒間ずつ使って、各コマの内容を、「3〜4のキーワード」を見つけて、整理していくようにします。
「プロセス1」のあらすじを考える時には、本当に簡単に短い文を使って、さらっと考えるようにします。
このあらすじは日本語で考えてしまって構いません。
例えば、「この漫画は、電車に乗ってきた非常識な親子の我慢できない行動をしかるオジサンのお話だな」とか、「この漫画は、ゴミをちらかすカラスに対する住民達の取り組みの成功を描いているな」という具合ですね。
また、「プロセス2」の「キーワード」を考えるという点についてですが、コツは、キーワードはなるべく「短い言葉」で考えることです。
もちろん、日本語でも構いません。
例えば、あるコマの絵の内容を、3つのキーワードで表すとすれば、「はしゃぐ子供」、「会話に夢中の母親達」、「迷惑顔の乗客達」という感じで、一口で言えるような短い言葉にまとめるようにします。
そして、後は、このプロセス1と2の準備に基づいて、2分間のスピーチを行っていきます。
「プロセス1」で、あなたの頭の中には、しっかりとしたストーリーライン(あらすじ)が準備されていますので、自分がどんな話の流れでナレーションを進めていけばいいのか、ぶれる可能性が少なくなります。
また、「プロセス2」で、各コマごとに用意した3〜4の"キーワード"にそれぞれ沿った3〜4のセンテンスを組み立てれば、自動的に、ナレーションが進んでいくことになり、よりスムーズなパフォーマンスを行うことが可能です。
■もちろん、これらのコツをマスターして頂くためには、反復して練習することが不可欠になります。
いくら、これらのコツが効果的だからと言って、頭の中だけで理解しただけでは、決して、使いこなせるようになるものではありません。
また、上述のプロセスを要領よく行えるようになっても、実は、「あるスキル」が身についていないと、実は、合格レベルのナレーションのスピーチを行うことは、難しいともいえます。
ここで要求される「スキル」というのが、頭の中に用意した「キーワード」に基づいて、英文を考え、組み立てていくという「英文作成技術」です。
ただ、その技術は、そんなに複雑であったり、ハイレベルな構成の文章のためのスキルである必要はありません。
ネイティブスピーカーであっても、日常会話に用いる英文のレベルは、中学校で習う程度の構文がほとんどであるというデータがあるほどですから、私達が、それ以上のレベルの構成の英文を話す必要はないからです。
ただし、レベルは中学レベルであっても、一つ、あなどれない点があります。
それは、英文を作成する「スピード」です。
この「スピード」が不足していると、2分間という制限時間内で、自分で用意したあらすじとキーワードを、適切な英文に組み立てて、スピーチし終えることが困難になるからです。
でも、この「スピード」というのは、かなりの短期間で、しかも、あなた一人の力だけでも養成することが可能なんですね。
その4. 英文作成スピードを養成する一人練習術
それでは、実際に、英文を作成する「スピード」を高める方法を説明していきましょう。
これは、別に、驚くような秘訣があるわけではありません。
ただ、英文を作成する練習を行うだけなんですね。
ところが、英文を作成する練習というのは、英語学習の中でも、私達日本人が、実はもっとも時間をかけていない練習であることを知っていましたか?
中学・高校時代、受験勉強の時でも、英語の長文読解練習には相当に時間を割いて勉強する方が多いと思うのですが、英作文練習にそれほど時間をかけた覚えのある人は少ないのではないでしょうか?
多くの英語学習者が、英文を読解するという「受身的」な練習にばかり時間を割いていて、英文を自分で作成するという「能動的」な練習をおろそかにしがちです。
英語を話すスキルは、英会話スクールで、「ネイティブ講師達との実地訓練による練習がベスト」と考えて、先述したような「言葉の掛け合い」練習に終始してしまっている人がと多いのが現状です。
だけど、ちょっと考えてみれば、英語を話すために欠かせないことが、実は、英文を頭の中で素早く作成することができるようなスキルを身につけることであることは、すぐにわかりますよね。
これは、スピーチのように、対話相手の助け舟を借りることなく、自分だけの力で、話を展開させ、完結させなくてはならないような状況においては、なおさらのことです。
しかし、私達は、それほど重要な英文作成のスキルを高めるための練習法にあまり注意を払っていません。
ですから、ただ単に英文を作成する練習といっても、実際にどんな練習をしたら良いのか、わからないという人も多いようなのですね。
英文を作成する練習というと、英文日記をつける、というような方法を思いつく人が少なくないようです。
■でも、この「日記方式」は、うまくいかないことが非常に多いのです。
というのは、日記というのは、内容に制約がないので、自由に書くことができますよね。
「自由に書くことができる」ということは、言い換えれば、同じようなフレーズや語句ばかりを使って、英文を書くようなことになる可能性が大きいということでもあるんですね。
事実、ウチの受講生の中にも、英文で日記を書き始める人達が時々いましたが、たいていの場合、途中で書く内容がいつも同じようなことになってしまい、思ったほどの上達が得られず終いになるようなのです。
そこで、私がお勧めするのは、日本文を英文に直すような「和文英訳」のような方法です。
これなら、日本語の内容が制約になるので、自分の知っている語句やフレーズばかりを使うわけにはいきません。
ただ、ここで、一つ重要なことは、この和文英訳の際、一つの英文を作成することにあまり時間をかけすぎないことですね。
思い出してください。
二次試験の四コマ漫画のスピーチで、一コマあたり3センテンスの英文で説明する場合、それにかけられるのはわずかに30秒足らずですからね。
それこそ、数秒の間に頭の中で、英文を作成していくようなペースでないと、時間内に必要なセンテンスを作成して、スピーチしていくことは不可能になってしまいますね。
ですから、英文を組み立てていく際に、できるだけ、シンプルな構文を選択し、そして、また、できるだけ簡潔に、文章を構成していく方法を身につけることが重要ですね。
ネイティブスピーカーの英語でも、よく聞いてみれば、私達が中学で習うようなシンプルな言い回しを巧みに組み合わせて、話していることに気づくはずです。
だからこそ、私達がめざすところも、彼らに見習って、中学英語でもいいから、シンプルな言い回しを、巧みに組み合わせることで、スピーディに英文を作成するようなスキルになってきます。
そのためには、できるだけたくさんのパターンの英訳練習をこなしていくことですね。
模範解答がついているような高校時代の英作文教材を、引っ張り出してきて、練習してみるのもいいでしょう。
また、中学時代の教科書などを使って、そこに書いてある英文を模範解答代わりに使い、自分で教科書の英文をあらかじめ和訳しておいたものを課題代わりにして、和文英訳してみる、というような方法もありますね。
いずれにしても、こうして、多くのパターンの英文作成方法を経験していくなかで、次第に、英文をスピーディに組み立てるための要領がつかめてくるはずなのです。
その要領とは、すなわち、英文を組み立てるための、適切なフレーズや語句の組み合わせを、自分の言いたいことに合わせて、速やかに選び、実行していくための秘訣と言えますね。
この秘訣をマスターして、この章の冒頭で述べたコツを活用して頂ければ、二次試験の四コマ漫画のナレーションで、合格レベルのパフォーマンスをすることは、極めて簡単なことになりますう。
その5. 英文を組み立てるスピードを磨く教材とは?
さて、ここまで読んできて頂いて、結局、英検準1級の二次試験の準備のために、最も重要なことは何であるのか、はっきりとわかって頂けたことだと思います。
それは、自分の言いたい内容を、与えられた時間の中でスピーディに英文に組み立てられるようなスキルを磨くに他なりません。
冒頭でも述べましたように、二次試験で大切なのは、リズム良く相手の話に応答していくような「英会話スキル」ではありません。
目の前の資料(四コマ漫画)の内容を、理路整然と、筋道立てて、わかりやすく、英語でプレゼンテーション(スピーチ)してみせることができるようなスキルこそが不可欠なのですね。
もちろん、実際には、二次試験の中でも、試験官との質疑応答もないわけではありません。
しかし、このレベルの質疑応答であれば、この特集で説明したような「スピーディな英文作成スキル」が備わっていれば、合格レベルのパフォーマンスを行うことはなんら難しい話ではなくなるはずです。
そして、そのスキルは、繰り返しますが、基本的には、あなた自身で、ご自宅にて、一人で養成することができるものなのです。
ただ、これまで、あまりにも、そのような英文作成練習とは無縁だったという方は、ある程度慣れている方に比べれば、一人で練習をしていくことは難しく感じられるかもしれません。
「和文英訳的な練習を幅広く行うと言っても、それに適した題材や教材を見つけるのがなかなか大変だ・・」という声を、実際に受講生の方からも耳にすることが少なくないからです。
大学受験レベルのものでは、文章自体が英検のスピーチで用いるには難解すぎたりするし、かといって、既述したように中学の教科書を和訳したうえで、再度、英訳するようなやり方では手間がかかりすぎて大変だと言われる方も結構いました。
そこで、私自身もいろいろと模索した結果、当校で開発した「英語筋力増!教材」の課題演習を活用しています。
本教材では、"ネイティブの日常会話レベルの英文"を幅広く作成する練習を行うため、準1級の二次試験のスピーチレベルの英文作成練習にぴったり適しているからです。
この教材は、日本文の意味に対応して、言葉やフレーズの組み合わせ方や、適切な構文の選択を決定するようなコツを掴むことができる構成になっています。
このコツを教材演習を通じて習得することで、二次試験で要求されるレベルの英文を、制限時間内で充分に作成し終えることを可能にするようなスキルを身につけることができます。
また、一方的な学習にならないように、課題英文の作成の仕方について、不明点や、疑問点があれば、いつでも質問できるようなサービスを設け、「通信講座」として教材がデザインされています。
二次試験の問題構成に今ひとつ自信がない方や、何が何でも、次回の英検で1次、二次、とストレートに合格を果たしたいと考えている方に、お勧めしたいと思います。
ご興味がある方は、次ページでその内容について詳しくご確認ください。
>>通信講座「英語筋力増!教材」ページへ、どうぞ。
また、「二次試験対策」について、より詳しく合格のコツを知りたい方向けに、無料特別レポート「英検準1級合格術!」を用意致しましたしました。
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